香港で10年ほどギャラリー勤めをしていた知人が
このたび帰国して来店。
そもそも私がclosetを始めるに至るも彼女の影響が大なのです。
香港の有名高級ホテル内のギャラリーでシンプルリッチなスーツをまとい
てきぱきと仕事を仕切る彼女に憧れて・・・という
(まあ、彼女自身が非常に美しく知的な人でもあり)
なんともミーハーで安直な動機が、開店の原動力にしめる割合は
少なくなかったのですねー。
(そこで扱われていた作品がとても新鮮だった事も大きいですけどね)
closetを見てもらってから
西麻布のシテへ
ここはコストパフォーマンスの素晴らしさゆえ、夫とよく行くお店です。
夜、再び合流して、これまたご近所の羽澤ガーデンへ
(ここは大正時代に建てられた満州鉄道総裁の邸宅を改装したレストランです)
っほほ。今日の日記はグルメブログのようですね。
ずっと香港の高級画廊で高額な作品を扱ってきた
彼女の目には、closetの作品たちは安すぎて畑が違うよう。
いろいろ情報を欲しかったのですが、同じ業界でありながら
香港という国際的なマーケットで上流階級を相手に商売をしていた人と、
ほぼなきに等しい日本の一般向けアートマーケットを掘り起こそうとしている人
との間には共有できる、言語や感覚、ましてや情報など、
あまりないのでした(泣)。
closetの作品たちに10倍以上の値段をつけて上海に持っていけば、
売れるんじゃない?という話しに。
うーん。やってみる?
インテリアを揃えたら一緒にアートも!と思って売っていると、
まだclosetの作品は高いのか?と思うこともある反面、
国際的な市場に照らせば、日本の作家さんの作品は国内で
なんと安値で扱われている事よ・・・と思ったりもします。
affordableという、直訳の日本語がない(?)この言葉は
入手しやすい,適当な値段、というのかな。
アートに対して、affordableな値段というのは人それぞれで、
高い作品が欲しい人に安いものは売れないし
逆もまたしかり。
日本にいると忘れそうになるけれど
「社会には階級がある」ってことを色々な意味で実感したのでした。